ポリウレタン・エポキシ・ポリエステル・パテの違いとは?大阪の補修屋が現場目線で徹底解説
ポリウレタン・エポキシ・ポリエステル・パテの違いとは?補修屋が現場目線で徹底解説
大阪で補修業をしていると、よく聞かれる質問があります。
「どのパテが一番強い?」「2液と1液って何が違う?」「エポキシとウレタンの使い分けは?」
結論:「強い材料を使えばOK」ではありません。
- 下地の材質(木・金属・コンクリ等)
- 動き(伸縮・たわみ・衝撃)
- 環境(屋外・水回り・熱)
この3つで最適な材料は変わります。
■ そもそも「2液」と「1液」の違い
2液は主剤+硬化剤を混ぜて化学反応で硬化(架橋)します。痩せにくく、強度・耐水性が高いのが特徴です。
1液は溶剤が揮発して乾燥するタイプが多く、薄付けの肌調整向き。厚付けすると痩せ・割れ・巣穴の原因になります。
■ ポリウレタン系(2液)の特徴
現場で一番“バランスがいい”タイプ。
- 適度な弾性があり、木部のわずかな動きに追従しやすい
- 密着力が高い
- 痩せにくい
- 硬化後に研磨・形成がしやすい
■ 向いている現場
- 建具の角欠け
- フローリングの深いえぐれ
- 木部のエッジ再形成
■ エポキシ系(2液)の特徴
密着力・耐水性が非常に強い“強度重視”タイプ。
- 金属・コンクリ・硬質素材にも密着しやすい
- 耐水性が高く、水回りや屋外に強い
- 硬くなるぶん、動く下地では割れリスクが出ることも
■ 向いている現場
- サッシ・金物・金属部
- 外部部材
- 水回り(動きが少ない箇所)
■ ポリエステル系(2液)の特徴
硬化が早く、研ぎやすい“スピード重視”タイプ。
- 硬化が非常に早い(可使時間が短い)
- 研磨性が良く、成形しやすい
- 肉盛りがしやすい
- 衝撃が入る箇所では割れに注意
■ 向いている現場
- 時間制約のある補修
- 大きめ欠損の肉盛り(衝撃が少ない箇所)
■ 1液パテ(ラッカー系など)の特徴
「充填」よりも“最終肌合わせ”のための材料。
- 扱いやすい(練らずにそのまま使える)
- 薄付けなら乾燥が早い
- 厚付けすると痩せ・割れ・巣穴が出やすい
- 耐水性・耐久性は2液に劣る
■ 向いている現場
- 小傷・巣穴の処理
- 塗装前の微調整(肌合わせ)
■ 4種類を比較表で一気に理解
| 項目 | ポリウレタン | エポキシ | ポリエステル | 1液パテ |
|---|---|---|---|---|
| 硬化方式 | 2液反応(架橋) | 2液反応(架橋) | 2液重合 | 溶剤揮発乾燥 |
| 硬さ | やや弾性あり | 非常に硬い | 非常に硬い | 比較的柔らかい |
| 密着力 | 高い | 非常に高い | 中〜高 | 低〜中 |
| 痩せ | 少ない | ほぼ無し | ややある | 大きい |
| 研磨性 | 良い | やや重い | 非常に良い | 良い |
| 耐水性 | 高い | 非常に高い | 高い | 低い |
| 割れリスク | 低め | 下地次第で出る | 出やすい | 厚付けで出やすい |
| 用途 | 木部全般・床 | 金属・屋外・水回り | 速攻・肉盛り | 最終肌調整 |
■ 補修屋としての実戦的な使い分け(結論)
- 深い欠損 → 2液(ポリウレタン or エポキシ)
- エッジ形成 → ポリウレタン
- 金属・水回り → エポキシ
- スピード重視 → ポリエステル
- 最終肌調整 → 1液パテ
充填材の選択を間違えると、どれだけ色を合わせても意味がありません。
補修の耐久性は「材料選択 × 下地処理 × 足付け」で決まります。
「どの材料を使うのか」まで説明できる業者を選ぶのが、失敗しないコツです。
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