2液ウレタン塗料とラッカー塗料の硬化の違い|大阪補修屋が化学的に解説
2液ウレタン塗料とラッカー塗料の硬化の違い|化学反応・架橋構造を補修屋が徹底解説
「ラッカー塗料と2液ウレタン塗料の違いは?」
「なぜ耐久性がここまで違うのか?」
補修・リペア現場で必ず理解しておくべきポイントは、
硬化の仕組みそのものが全く違うということです。
ラッカー塗料 = 物理乾燥(溶剤揮発)
2液ウレタン塗料 = 化学硬化(架橋反応)
2液ウレタン塗料 = 化学硬化(架橋反応)
この記事では、分子構造レベルまで踏み込んで解説します。
■ ラッカー塗料の硬化メカニズム(物理乾燥)
主成分はニトロセルロースなどの熱可塑性樹脂。
トルエン・酢酸エチルなどの強溶剤に溶解させています。
塗装後に起こる現象はシンプルです。
溶剤が蒸発 → 樹脂が残る → 固体化
分子間で新しい化学結合は発生しません。
樹脂が絡まり合って固まっているだけです。
そのため、
- シンナーで再溶解する
- 熱で軟化する
- 耐溶剤性が低い
- 耐候性が低い
■ 2液ウレタン塗料の硬化メカニズム(化学硬化)
2液ウレタンは熱硬化性樹脂です。
A液:ポリオール(–OH基)
B液:イソシアネート(–NCO基)
混合すると化学反応が起こります。
–NCO + –OH → –NH–COO–(ウレタン結合)
分子同士が三次元的に結合し、
架橋ネットワーク構造を形成します。
一度硬化すると分子構造は元に戻りません。
■ ラッカー塗料と2液ウレタン塗料の性能比較
| 項目 | ラッカー塗料 | 2液ウレタン塗料 |
|---|---|---|
| 硬化方式 | 物理乾燥(溶剤揮発) | 化学反応(架橋硬化) |
| 分子構造 | 線状構造 | 三次元網目構造 |
| 再溶解性 | あり | なし |
| 耐溶剤性 | 低い | 高い |
| 耐候性 | 低い | 高い |
| 補修適性 | 簡易補修向き | 長期耐久補修向き |
■ 補修屋としての結論
ラッカーは「乾燥」
2液ウレタンは「化学反応」
2液ウレタンは「化学反応」
耐久性が必要な補修・外部部材・フローリング補修では、
2液ウレタン塗料を選定するのが基本です。当社の補修はウレタン塗装がメインとなりますので、安心してご依頼くださいませ。
